感性寿命

数えきれないほどの音楽、映画、ゲーム、本、学問が世界にはある。

それら全て楽しむことをゴールとすれば、80年の人生はあまりに短い。

 

一方で、それらを楽しむ精神力は自分の中にあとどれだけ残っているか?

 

少なくとも僕はゲームにのめり込む精神力は10代でほとんど使い果たしたように感じる。音楽と本は半分くらいだろうか。学問と映画はまだまだ楽しめそう。

 

最近はこういった娯楽をしたくなる頻度が減りつつある。おそらく色んな娯楽に触れるほど新規性を感じ取れなくなるからだろう。

 

ゲームはFF7Rですら、のめり込む状態にならなかった。

初めてメタリカを聴いたときの衝撃や、ビジネス書を読み始めた時期の意識高い系病のようなものにも、もはや免疫が出来つつある。かなしいね。

 

室内娯楽以外にやりたいことはなんだろうか。

 

料理、旅行、バンド活動なんかはまだまだやりたいと思える。お金は多少かかるが、社会人になった今からがこの辺は本番かも。40代くらいまではこの辺の趣味でつなごうか。

 

仕事はどうしようかね。

 

今はまだどんどん新しいことが出来る段階だけど、それもマンネリ化する日が来るんだろうな。生活のためだけに働くのはしんどいから想像したくないな。

 

色々考えると、50歳になるころにはやりたいこと無くなってしまうんじゃないかって気がして来た。知らんけど。

そのころには親もいないし、潮時としては悪くないのかもしれない。

 

多くの人が子どもを作る理由もわかるかもしれない。子どもがいれば丁度80歳か90歳くらいでやることが尽きる気もするし。

 

幸せに。もしくは、穏やかに。

 

おしまい。