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僕は作曲が趣味なのだが、最近は仕事がバタバタしているためか、なかなか作業の時間が取れていない。

正確には作業をする隙間時間はあるのだが、隙間時間を使ってまでやる気力が無い。(体力のほうはある。勤務時間がある程度制限されている会社に所属しているので)

 

人間が行動するには、時間だけではなく、体力と気力が必要。体力がいるというのはよく理解されているが、気力が必要というのは理解されていない。

 

では気力とは何か。

例えばAという作業を行っているとする。その後、Bという作業へ頭を切り替える際に必要になるのが気力である。AとBが異質のものであればあるほど、気力を大量に消費する。

 

普段は会社で気力を使い果たさないようにしており、会社の仕事が終わったあとに、趣味の作曲作業に移る分の気力が残っている。しかし最近は会社の仕事で色んな作業を並行して進めているため、毎日気力がほぼ尽きてしまっている。

具体的には、実験室での仕事→顧客対応の仕事→製造関係の仕事→法対応や特許関係の仕事→…と頭をコロコロ切り替える必要があり、気力が失われていく。緊急事態宣言明け以降は出張も頻発しているため尚更である。

 

人間が新しいことをやるには暇が必要とよく言われる。これは体力というより気力が重要な要素な気がする。若い人は新しいことをどんどんやるが、中年になると昔のやり方にこだわってしまうというのは、体力面というより気力面の影響だろう。

中年になると仕事の幅も広くなるし、家庭でも子育てでやるべきことが増えてくる。その結果、それ以外で新しいことに手を出す気力がなくなるのだと思う。

 

逆に60代くらいになると急に新しいことをやり始める人が出てくる(僕の周りではこういう人は結構存在する)のも、体力より気力が律速である証左だろう。

普通に考えると60代にもなると体力がほぼないから新しいことをやらなさそうだが、実際はそうでもない。会社では定年間際か再雇用となるため責任ある立場ではなくなり、子どもも自立し始めるころなので、だんだん暇になって気力が戻ってくるんだと思う。

マイファザーもこのパターンで定年後に急に英会話を始めたり、転職したり、資格取ったり、海外旅行したりしていた。

 

脱線したが、僕は作曲を人生を通した趣味にしたいので、長期的に続けてレベルアップさせていくことを望んでいる。今の課題はいかに少ない気力で作曲活動に臨めるか、だということが分かってきたので、気力を使わずに作業をできるように投資できるところには投資していきたい。

新しい音源を買ったり音楽を聴く道具を良くすることで内発的なモチベを上げたりするか、パソコンをハイスペックにすることで作業を楽にするか、衣食住を整えることで気力の回復速度を上げるか、と色々考えている。

 

ちんちん