死生観その1

「1年後に死ぬとしたらどうする?」

「まぁ今の仕事は辞めてやりたいことするかな。(笑)」

こういうやり取りをしたが、死を目前にして仕事を辞めるみたいなのってホンマかなと思う。ちゃんと考えていないだけで思い付きで言っているような気がする。

死を目前にすれば、人は何か生きた証を残したいと考えるのではなかろうか。それは、今の仕事をやり続けていった果てにあるのだと思う。

もちろん、仕事だけではだめだ。仕事以外の時間を使って、家族・友人・恋人と出来るだけ多くの時間を過ごしたいと思うだろう。でも、彼らの人生はこれからも続くわけで、自分の余命の時間すべてで相手をしてくれるわけではない。せいぜい平日のアフターファイブか土日の空き時間で会って話すとかになる。そうなってくると、平日はまあ疲れない範囲で仕事をしていき、仕事が終わったら会いたい人と会うとか、そういう寿命の過ごし方をするのがベストなのかなと思う。

グダグダ書いたが、死ねば全ての記憶はなくなるので、今の行いは単に今の快楽のためにやっているのにすぎないのだ。今楽しく生きて、死んだら死んだでそれを受け入れるしかない。サイコロを振って「ああ1の目が出たな」というくらいの感じ。

 

おしまい