力の抜きどころ

社会人になってから随分健康になってきた。

 

学生の頃は学位を人質に取られていたから常に頑張り続けないというプレッシャーがあった。しかもどのくらい頑張らないといけないかが分かっていなかったから、余計にしんどかったんだと思う。今は日系企業の終身雇用に守られていて、ちょっと疲れたら仕事のペースを緩めたりできる。周りからどう思われているかは分からないが、給料には影響しないからええんですよ。

 

今そういう環境にいると、プライベートでも健康的な習慣が作れる。

睡眠時間をたっぷり確保したり、週3回くらいの運動をしたり、即席食ではない食事を摂ったり、そういうったことを日常に組み込める。

年齢は重ねていくことになるが、健康的な生活習慣の積み重ねによるプラスの作用が今のところは勝っている。だから社会人歴が長くなるとともに心身の健康が増進されているんだろう。

 

昔ほど労働者としての成長を求めなくなったのは、何が出来れば食いっぱぐれないかが何となく分かってきたからだと思う。

今の勤め先をクビになったとしても体が健康なら、単純労働になるかもしれないが、人1人食っていくぐらいの仕事はいくらでも出来る。なので、体の健康は最優先に確保すべきと思って過ごしている

それでも今の勤め先をクビになりたくないので、クビにならないための行動をしておく。クビにならないための行動というのは、毎日決まった時間に職場にいることと、得意な分野がありそうな印象を周りに与えておくこと。

前者は文字通りで、生活リズムを保てばいい。生活リズムを保てる範囲までしか日々の活動レベルを上げないとも言い換えられる。後者は、なんでもいいから得意なことを周りに言いふらしておくこと。「作業が速い」「英語喋れる」「パソコンに詳しい」「力が強い」「イケメン」とか。仕事に関係なくてもいい。仕事に関係なくても得意分野があれば尊敬されるんですよ。なんなら得意じゃなくても印象操作さえできればOK。

 

こんな感じで力の抜きどころが分かってくると、幸せに生きるための行動を日々取れるようになると思う。今のところ。

 

嘘です。

男は幸せになろうと思うな。幸せになるのは女子供だけでいい。男ならしねい。

 

おしまい