死生観その4

死は生の対局ではなく、グラデーションで地続きであって欲しい

 

突発的に死んでしまうとか突発的に体の一部が機能しなくなるとかではなく、ちょっとずつ体が動かなくなって目が見えなくなって耳が遠くなって味が分からなくなって、できることが徐々に減って最後には0になりたい

 

話を変えよう

 

ゲーム「MOTHER2」に登場するイベントでムの修行というものがある

プー王子という男が修行の中で、脚を折られ、次に腕をもがれ、その次に耳をそがれ、さらには目を潰され、最後には心を取られるかどうかというところで終わる

 

人生は平均的に80年かけて少しずつできないことが増えていくムの修行かもしれない

最後に残るのはKOKORO

できないことが増えても、KOKOROある限り新たな自分を受け入れていきたいね

過去は変えられない、未来も分からない、大きな流れには逆らえないのだから

 

おしまい